表題の萬田緑平先生の渾身の意見、素晴らしいのでシェアしたい。

「新型コロナウイルス問題への萬田の私見 part9」から

(以下抜粋・色付けこちら)

私は在宅緩和ケア医。外科医をやめて12年間、がん患者専門家の外来緩和ケア、訪問診療をしている。95%の患者を亡くなるまでつきあう。「看取り屋」、、、ではなく、最後まで目一杯生き抜く手伝いをする「生き抜き屋」だ。
私の夢は「緩和ケア世界一周の旅」だ。がん患者を募集して船で世界一周旅行にいくのだ。「がんと診断されたら治療」の一択ではなく、「がんと診断されたら世界一周旅行」と希望選択する人もいる。でもその選択肢は今はない。私がその選択肢を作りたい。コロナ騒ぎで船会社は潰れるだろう。予約もキャンセルした。でもいつか実現させたい。そのために発信している。

(中略)

「ウイルスとの戦い!」と言ってるが全然戦ってない! 逃げてるだけだ。経済行動封鎖、ワクチンや抗ウイルス薬で逃げてるだけ。ウイルスと戦うのは個人の免疫システムだ。普通に生活して軽く感染して免疫を獲得するのが正攻法。高齢者が逃げるのは勝手だが、せめて重症化しない子供だけでも免疫を持たせてあげよう。子供は戦わせてあげよう。戦いたい人が戦わせて貰えないなんて不平等だ。今の子供が遊べないから可哀想なのではない。風邪で死んじゃう子供を作っている事に気づこう。

3密を避けろという。ウイルス感染を避けるためなら、その通りだ。しかしそれは今の感染を先送りにするだけでいずれ感染せねばならない。死ぬ人は逃げても死ぬ。ワクチンや抗ウイルス薬に頼ると次のコロナで死ぬ。高齢者で死にたくない人は逃げ続ければいい。若者はこの先何十年も逃げ続けられない。子供には3密を!

毎年来る風邪ウイルスから毎年こうやって逃げるのか。どう考えても無理だと気づこう。強いウイルスが来たのではない。ここ10年こうやって逃げ続けるから逃げきれなくなってきただけだ。免疫がないのだ。その証拠に今まで風邪から逃げてなかった子供若者ほど重症化しない。ちゃんと免疫作っていたから。

「PCR検査をして、入院治療すれば死なずに済んだのに?」 ウイルス性の肺炎に治療法なんかない。感染して症状が出る高齢者は亡くなるのだ。ウイルスが悪いのではなく、亡くなるきっかけが風邪だっただけ。肺炎は体が弱ってきた人が亡くなる時に必ず通る道。人工呼吸器をつけても生き返らない。

免疫能の低い人が感染し症状が出た時は、どんどん症状が悪化して、どんな治療をしたって治らない。早く検査しようと、早く入院しようと、酸素を使おうと、人工呼吸器を使おうと、ECMOを使おうと、、助からない。ウイルスと戦うのはあくまでもその人の免疫システムだ。医療ミスも手遅れもない。

(中略)

コロナで重症化すると苦しんで、人工呼吸器をつけて喋れないまま亡くなるのか? どこまで本人が頑張りたいかだ。頑張りたいなら苦しくても、とことん戦わせてもらえばいい。酸素マスクつかって、人工呼吸器使って。勿論本人の意志を確認してだ。戦いたくないなら、、治療を希望しないなら、、、モルヒネを使って苦しくないようにしてもらう。それでも苦しいなら意識を落とす。鎮静という治療がある。本人が希望しなくても、家族が希望する場合が多い。私の仕事、がん終末期医療と同じだ。死を先送りにしたい家族の意志の方が本人の意志より優先されてしまう。私は本人の意志に徹底的にこだわる。本人の医療保険なんだから本人の意志で使うべきだ。

(中略)

ウイルスは死にたくない個人にとっては敵だろうが、人類にとっては敵ではないという仮説もある。私は昔からその説を支持している。人類の進化のためにウイルスを体に招き入れるシステムが「風邪での感染」なのかもしれない。密にしているもの達だけが得られる、定期的に高熱をだして体をリセットするシステムだと思っている。
私が病院勤務していた頃は発熱=抗生剤だった。発熱が続くと敗血症になって死ぬと教わった。思っていた。今は滅多に抗生剤は使わない。「38度以上で解熱剤!」なんて指示もださない。「熱で辛そうだったら解熱剤の座薬を」程度だ。高熱が続いて死んじゃう事はない。肺炎になる事もない。勿論責任問題になる事もない。理由はわからないがそれが事実。

(中略)

「そろそろ地方にも感染が広がる」「我が県にもコロナの波が」なんて声が聞こえる。東京は人が多いだけ。感染者率は東京も地方もさほど変わらない。とっくに広まってる。別に東京が震源地ではない。東京と地方都市の最大の密度違いは電車、繁華街ではないだろうか。東京と地方で「PCR検査で陽性がでる程度の感染症状」の患者数に差がないって事は、それくらいの密度じゃ重症感染しない、、、、むしろ免疫を獲得できるのでは。抗体検査の結果がそろそろ出る。東京の方が地方都市より抗体もってる確率が高いのを期待している。普通に生活してることで免疫を獲得する方がメリット高いという事に気がつくかな。いや、99%の「人を死なせたくない医師たち」が意見を変える事はないだろう

(中略)

高齢者が気づこう。自分達を守るために自分達を支える若壮年層を犠牲にし、子供達には免疫を作らせないようとしている事に。高齢者こそ、この経済封鎖がバランスが悪い事に気付いて声をあげるべきじゃないのか。生き残っても大不況がくれば高齢者は守りきれなくなると思う。悲惨な思いをする。いや、施設にいる高齢者は自分の意思はない。高齢者は「死んでもいいから自分の家に居たい」。しかしそのシンプルな願いは叶わない。近年は施設に入れられるだけでなく、監禁され、ワクチン打たれ、死なない事だけが生きる目的にされる。これが「生かされる」と言う事。あなたも「私は延命はいやだよ」と家族に言ってる程度だと、簡単に延命される。施設行きだ。

(中略)

一般市民は怖がっている。コロナにかかると死んじゃうと。TVの影響は信じられないほど強い。死の恐怖は人の行動に影響を何より強く及ぼす。その影響はちょっとやそっとの理屈では排除出来ない。死亡率とかは頭に入ってこない。TVに映る死んだ人の話しや苦しかった話しは、頭から離れない。死にたくないから自粛。凄くシンプルな思考かも。大不況が来るなんて、考える頭の隙間はないようだ。もっと恐ろしい状況、、大不況を実感するまでは恐怖から逃げられない。

(中略)

「自粛派」vs「封鎖解放派」の意識の違い  

「世間の流れにのる」vs「人にどう思われようと気にしない」
 「コロナが怖い」vs「コロナより大不況が怖い」
 「困ってから他人のせいにする」vs「困る前に行動する」
 「自分の給料は保証されている(と思っている)」vs「自分の腕で仕事とお金を得ている」
 「大不況って何?」vs「大不況がくる。もう来年のオリンピックは無理だろう」
 「命が大切」vs「子供若者が大切」
 「経済が破綻したって死んだらなにもならない」vs「生きていても経済が破綻したら生きていけない」
 「国が保障してくれる」vs「国が保障してくれるはずがない」
 「国はいくらでもお金を発行出来る」vs「日本国の借金が増えるだけ。次の世代の負担になる」
 「感染したら死ぬ」vs「感染して免疫を持ちたい」
 「死なないように生きる」vs「死ぬかもしれないと思って生きる」
 「死なないようにすれば死なない」vs「人はいつかは死んじゃう」
 「TVで言ってたから」vs「TVも商売。視聴率のために頑張ってる」

「我々は見えない敵と戦っている!」。そりゃそうだ。敵はウイルスでもテレビでも政治家でも専門家会議でも自粛警察でもない。敵は「人の心にある死の恐怖」だ。見えないに決まってる。
 不安を扇動したのは医療だ。でもそれは医療の正当な役割でもあり意図的ではない。医師も政治家もコメンテーターも死の恐怖があるから、、、結果的に一般市民をあおりパニックを引き起こした。意図的ではない。気づいていない。一度死を感じて、死から逆算してどう生きたいのかじっくり考えよう。

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